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執筆者の写真本田商店

低アミロース米の元祖?茨城県産『ミルキークイーン』


「低アミロース米」と言われてピンと来ますか?

アミロースと言うのはお米に含まれる成分の一つで、これが少なければ少ないほど粘りが強く、もちもちした食感となります。もち米はアミロースが0で含有されないことから、低アミロース米を指して「半もち」「半もち米」と言うこともあります。


この「低アミロース米」、昨今のブームでございまして、“もっちりしていて時間が経っても味が落ちない”系のお米はほとんどがこれに分類されます。


ミルキークイーンという品種は、米の需要拡大を狙ったスーパーライス計画という研究で作られた低アミロース米です。低アミロース米としては、品種として確たる認知度を得た初めての品種ではないかと思います。


開発から20年近くが経過しており、もはや中堅から古参になりつつありますが、やわらか・もっちりに全振りしたその食味は、今でも十分な存在感を放っています。


炊きあがりだけでなく時間経過後のツヤ持ちも良い品種で、弁当やおにぎりにも人気です。


甘みの強いお米なので、他の品種に1~3割ほど混ぜて食べることで食味向上を狙うことも出来ます。


弊店がお米を納めている嬢々苑浦和本店さん(焼肉・ホルモン屋さん)では、新潟の『ゆきん子舞』にミルキークイーンをブレンドしています。業務用としての価格を維持しつつ、お肉の味に負けないような旨味のある米にするためのブレンドです。浦和駅近くのフレンチ居酒屋ボン・ティガーさんでは、埼玉の『彩のかがやき』にミルキークイーンをブレンドしています。お弁当を想定して、冷めた後の食味を維持する狙いです。


このように、単品種だけではなくブレンド用原料としても定評のあるミルキークイーン。

あっさり硬めの『雪若丸』との食べ比べもお勧めです。そうそう、柔らかめに炊きやすいので玄米食もおすすめです。







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