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  • 執筆者の写真本田商店

とりおき制度 “米ストック” を設計中


影響が表面化してから丸三週間となる“令和の米騒動”。

色々と原因の考察が増えてきましたね。


テレビや新聞では、


「5年産が不作だった」

「インバウンドで消費量が増えた」

「他食材の値上げで米食回帰が進んだ」

「地震・台風で備蓄需要が増えた」


YouTube・SNS・ネットニュースコメント欄では、


「業者が大量に押さえて値段を釣り上げている」

「地方には沢山米がある」

「カリフォルニア米を沢山仕入れる為に、政府が裏で動いている」

「米を輸出し過ぎたせいでこうなっている」

「皆で普段の倍近く買い占めるから品薄になっている」

「根本的に減反政策が悪い」


このような意見が飛び交っています。



店主としても一応の見解は持っているのですが、仮に正解に辿り着いたとしても答え合わせはしてもらえませんし、現に埼玉で米が買えないという事実は変わりません。

また、我が国は今後もこういったことが起きる可能性があるという事実も変わりません。


我々に出来ることは何かと考えますと、次に備えることだと思います。


「今回は大変だったけど、何とかなったね~」では、また次の機会に苦労することになります。我が国を含めて世界は激動の時代に入っていますから、次の機会がまた数十年後(平成の米騒動は31年前)とは考えにくいと思っています。



そこで、米屋として出来ることを考えてみました。


それが、とりおき制度 “米ストック” です。

“米ストック” で 「まい-すとっく」と読みます。ひねりが無くて申し訳ないのですが。


難しい話ではなく「在庫・流通量が潤沢な秋のうちに、一定量をまとめて購入してもらい、置き場所の提供と、管理・精米・配達の手配は弊社が請け負います」というような話です。


現時点で構想中の制度内容は概ね下記の通りです。


①契約時に前金でお支払い

②来年8月末まで玄米の状態で弊社にてお預かり

③任意のタイミングで精米・配送・店頭渡し(基本的には弊店近隣の方向け)

④サービス提供開始は10月以降(今すぐ始めると品薄を助長しそうなので)

⑤現況に乗じたべらぼうな値付けはしない(←ここは大事だと思ってます)


構想中ですので、内容は加筆修正します。

熟考の結果、企画倒れになるかもしれません。その場合は悪しからず。


とりあえず、「興味がある!」という方はお問い合わせフォームよりその旨お知らせ下さい。サービス内容の都合上、人数の上限は設けざるを得ませんので、お問い合わせを頂いていた方には優先的にご案内します。




あくまで店主の考え方ですが、重要な物資については入手経路を二系統以上で考えるべきだと思います。お米だったら、「スーパーと米屋」とか、「ふるさと納税とamazon」とか。手堅いと思った入手経路でも、いざとなったら機能しない可能性もあります。


今回の件でも、「ふるさと納税で年間分を購入していたのに、7月分から発送が止まった」とか「いつも買ってる農家さんが今年は早く売り切れたらしく、新米まで足りなくなった」という理由でご来店された方が沢山いらっしゃいました。



「普段はネットスーパーを使うけど、念のために米屋に玄米を預かってもらっていて、その米を2カ月に1度は購入している」



みたいな感じから始めてみてはどうでしょう。

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